長崎市 城山小学校

爆心地から西に約500mの丘の上にあった鉄筋コンクリート3階建ての城山国民小学校。約1500人の児童のうち約1400人が原爆により亡くなりました。

この校舎の一部は被爆建造物として地元の人々に大切に保存され、新校舎建設に当たっても、その一部を保存してきました。

2016年、長崎原爆遺跡として国の史跡になりました。

ここでの視察は城山小学校ピースガイドの池田さんによる説明を受けました。池田さんは、城山小学校の卒業生で、原爆が投下されたときは7歳。学校のそばで防空壕を掘る仕事をしていて

奇跡的に無傷で助かることが出来ました。

地元では、子どもたちの平和学習を行っています。「池田さんはアメリカが憎くないのですか?」と子どもたちに聞かれるそうです。

池田さんは「憎くはありません。憎しみからは平和はうまれません。私は、なぜ、あのようなことが起きたのか、深く考えます。子どもたちにも、なぜ、戦争が起きたのか、歴史を背景を知ってほしい。」と。池田さんのお話はとても穏やかで、静かに深く胸に響くものでした。

被爆者として全国を回っている池田さんを東大和にもお呼びして、お話をもう一度お聞きしたいと願っています。